母の思い出
私の母は優しい人でした。
ある研修で親から、あるいは保育者から今まで言われた言葉で傷ついたり嫌だったな~と思う言葉を全部書き出しなさい、と言われ、一生懸命思い出しても一つも出てこない。猛烈な勢いで書き出している隣席の若い男の子の様子に驚きながらも、ようやく一つ思い出したのが
小学4年生の頃、動作がのろい(その地方の言葉では「ぬってつー」)と友達から言われたと泣く私に「律子ちゃんは寅年生まれでしょ。でも1月生まれだから、お母さんのおなかに入っていた9カ月は丑年だったから、トラより牛に似たんだよ」と言われ、いやだトラがいい、となお悲しくなったのでした。
いやな言葉を一つもかけられたことなく育てられ、トラだろうが、牛だろうが、母の子でよかったと、しみじみ思います。
今日は母の日。
面会に来ても窓越しの電話対面が続いている中、皆さんの「お母さま」への思いが時空を超えて届きます。
5月3日(火)
ここら辺では有名な湯田川孟宗。鶴岡市に入ったところに「しゃきっと」という産直の店があります。田川の孟宗や白山だだちゃ豆の時期など開店前に人が並ぶ、という話です。
お昼ごろ行っても小さい孟宗数本入って〇百円とかいう品物しか手に入りませんが、それでも朝取りは新鮮で歯ざわりだけは他県物とは全然違います。
わたしは孟宗汁が大好物で1シーズン5回以上は煮て食べます。鹿児島産が並ぶと同時に私の孟宗シーズンは幕開けです。他県ものだって孟宗はうまいに決まってる。煮干しと一緒にコトコト3時間も煮て味噌で味付け。孟宗汁は家々で秘伝の味があるらしく、豚肉いれると孟宗汁ではなく豚汁になってしまう、とか、シイタケは今の時期は原木でなく菌床なので味がイマイチなので入れない、とか、粕を入れない、とか、あおさONでなければならない、とかそれぞれにその家で女性たちが作り続けてきた味があり、やっぱり我が家の味が一番!なのです。
今日の孟宗は田川産の朝取り孟宗。昨日買いに行って小さいけれど歯ごたえ十分の新鮮な孟宗を煮干しと一緒に2時間ほど煮ました。珍しく汁のお替りした方もいました。我ながらうまかったです。(こまつ)
見た目ただのみそ汁、ですね
マスのソテー、タルタルソース
ふき煮
アミの炒め、おろし添え
水ようかん
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