
●鮭の煮つけ ●チンゲン菜の酢の物 ●スパゲティサラダ ●オレンジ
こまつのひとりごと![]()
6か月もかかって、やっと「坐骨神経痛」の痛みが日々軽減しています。若い頃お年寄りが「神経痛」の痛みを口にするのをよく聞きました。その立ち上がり方、歩き方、痛がる様子…そっくりそのまま…今の私。あぁ、あの時あの人はこんな痛みと戦っていたんだなぁ~と、若い時には想像も出来なかった「老い」の実感、ヒシヒシと感じます。こんな日は私達団塊の世代のふた回りほど上の90代80代の皆さまをより近くに感じます。
「五行歌」をご存知でしょうか?日々の「思い」を5行の歌にしてよむのですが、なかなか楽しいものです。季節は少し前ですが、お仲間のよまれた実感のこもった歌
冬物の下着を
探しあぐねる
寒さしんしん
思わず
亡妻の名を呼ぶ
寒さが身に沁む歌です。思いがけず自分で探さなければならなくなった夫の悲哀が浮かんできます。何もかも奥様が整えられた家だったのでしょう。夫の悲哀だけでなく、この句の向こうにかいがいしく夫の世話をする奥様の優しさや、老いの毎日を仲良く支え合って生きていた夫婦の生活までが見えてきます。作ってみませんか?五行歌。
さて、わかみやの郷では6月~7月は「外でランチ」月間です。
少人数で町のレストランや中華飯店に出かけています。
あじさいで有名な「土門拳記念館」に出かけましたが、開花はまだまだのようでした。
誰にでも、たったひとりの母が居る
いくつになっても、母への思いは
それぞれに特別なもの
わたしに届いた娘からの「ありがとう」がうれしくて
おなじ「ありがとう」を
いまは遠いところで聞いている
おかあさん
この花束と共に
あなたへ届けます
今日のメニューは
エビと春菊のかき揚げ
春雨サラダ
里芋といんげん煮
さて、先日「笹巻」づくりをしましたが
「笹巻」はどうやって食べるのか?
なんと、質問がきました!
こまつのひとりごと![]()
私はこの地方に嫁いで47年になります。お姑さんはお料理の上手な人でした(まだ生きてますがなぜか過去形…)。
姑の異変に気付いたのは5年前の「酒田まつり」の時でした。毎年盛大に炊き上げるお赤飯の…様子が違っていました。見た目もおいしさも、いつも抜群なのに、飯色がところどころ白飯のまんまで、飯がやわらかすぎて、小豆も割ればっかりで…ヘン。おまけに胡麻塩もかかっていませんでした。あはは…年取ったさげわすったなだ(年を取ってので忘れたのだ)と笑っている姑。
認知症と診断されたのは翌々年でした。わたしは介護のプロ(のはず)なのだが、身内となると「まさかそんなはずは」「まさかこの人が」と思うのですね。働き者で仕事上手で、若い時60㌔の米俵を背負った女はそうは居ない、と自慢する姑。
その姑は笹巻づくりの名人です(これは現在進行形!)。毎年きれいに体裁よく巻いて美味しく炊きあげます。私は3年間チャレンジしましたが、不器用なのでしょう、1個も!ただの1個!も巻けません!(そんなに力入れるところではありませんが)。
姑が私の巻くのをみながらよく言ってました。「おれ死ねばおめがた笹巻きかんねでんだ(私が死んだらあなた方は笹巻が食べられないではありませんか)」
92歳になる姑にはもうしばらく元気でいてもらって、5月の笹巻をあと8回は食べたい・・・。
最近のコメント