お母さん、ありがとう。
誰にでも、たったひとりの母が居る
いくつになっても、母への思いは
それぞれに特別なもの
わたしに届いた娘からの「ありがとう」がうれしくて
おなじ「ありがとう」を
いまは遠いところで聞いている
おかあさん
この花束と共に
あなたへ届けます
今日のメニューは
エビと春菊のかき揚げ
春雨サラダ
里芋といんげん煮
さて、先日「笹巻」づくりをしましたが
「笹巻」はどうやって食べるのか?
なんと、質問がきました!
こまつのひとりごと
私はこの地方に嫁いで47年になります。お姑さんはお料理の上手な人でした(まだ生きてますがなぜか過去形…)。
姑の異変に気付いたのは5年前の「酒田まつり」の時でした。毎年盛大に炊き上げるお赤飯の…様子が違っていました。見た目もおいしさも、いつも抜群なのに、飯色がところどころ白飯のまんまで、飯がやわらかすぎて、小豆も割ればっかりで…ヘン。おまけに胡麻塩もかかっていませんでした。あはは…年取ったさげわすったなだ(年を取ってので忘れたのだ)と笑っている姑。
認知症と診断されたのは翌々年でした。わたしは介護のプロ(のはず)なのだが、身内となると「まさかそんなはずは」「まさかこの人が」と思うのですね。働き者で仕事上手で、若い時60㌔の米俵を背負った女はそうは居ない、と自慢する姑。
その姑は笹巻づくりの名人です(これは現在進行形!)。毎年きれいに体裁よく巻いて美味しく炊きあげます。私は3年間チャレンジしましたが、不器用なのでしょう、1個も!ただの1個!も巻けません!(そんなに力入れるところではありませんが)。
姑が私の巻くのをみながらよく言ってました。「おれ死ねばおめがた笹巻きかんねでんだ(私が死んだらあなた方は笹巻が食べられないではありませんか)」
92歳になる姑にはもうしばらく元気でいてもらって、5月の笹巻をあと8回は食べたい・・・。
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