初夏から夏にかけて当地方ではイナダや青子と茄子を煮つけて食べる定番メニューがあります
土曜日のお惣菜です
ちょっと紹介しきれないほどのお惣菜が並んでいます。こんなにたくさんあっても
最後に覗いたら1パックも残っておらず、ついに昨日は私の夕食を買いぞびれてしまいました。
6月26日のメニューです
おまけ…
朝から遠くを見つめている風の「わかちゃん」です。
今日はドッグトレーナーの池田静香先生が来る日。わかちゃんが大好きな大好きな先生なので、私たちの会話から「せんせい」の言葉を耳にすると、遠くの車ドアの開閉の音や、玄関の気配に耳を澄ませ、階段を2段ほど降りたり昇ったりしながら、いじらしい程待ち焦がれているのです。だから、私たちはうっかり「せんせい」と言えません。どうしても言わなければならない時は「せのつく4文字の方が・・・」と遠回り過ぎる呼び方で会話しています。
そして、にかほのおとーさん、おかーさんから届いたお惣菜です。
ブロッコリーといんげんのサラダ 抹茶の寒天(おとーさんは風流な茶人で陶芸家であります。使っている抹茶も、そんじょそこらの抹茶ではありません)
茄子の漬物、カボチャ・トマト・パプリカの素揚げバルサミコ酢ドレッシング
こんなにたくさんのお惣菜、たった7~8人のスタッフさん達に果たして売れるのかしら、と心配になりますね。ところがどっこい、モタモタしていると何にも無くなってしまうのです。あっという間に完売です。
さて、お昼ご飯も終わり、お昼寝も終わったところで、午後のレクリエーションが始まりました。
今日は「トーンチャイム」で「どんぐりころころ」の演奏です。
みんな真剣。
坊ちゃん いっしょに あそびましょ
こまつのひとりごと
ヘルパーになりたての頃…だから30年近く前の話です。
90歳の一人暮らし、みおさんという方のところへ先輩ヘルパーと一緒に訪問しました。「こんにちは」と入って行ってびっくりしたのは、みおさんは『ほふく前進』で私たちを出迎えたのです。先輩に教えられながら、掃除、排せつ物の処理と洗浄(バケツでした。ここでも私はこのバケツの中にみおさんはどうやって排泄するのだろう、と不思議に思いましたが)、洗濯、昼食の準備と忙しく働く私たちのそばに来てみおさんはいろいろなおしゃべりをしていました。一緒になっておしゃべりをしようとすると先輩からの厳しい目が光ります。ヘルパーは忙しいのです。喋ってないでどんどん仕事を片付けなければなりません。次のお宅でもヘルパーの来る時間を時計を見ながら待っているのです。みおさんになま返事を返しながら、昼食のそうめんを茹で、タレや薬味を用意して冷蔵庫にしまおうとしていた私に、先輩からの厳しい注意が飛びました。「あんた、そごさ入れてみおさんがなじょしてそうめん取んなだ?」冷蔵庫の一番上の段に入れようとしていた私は『ほふく前進』で移動するみおさんの状態をまるで考えていなかったのです。一番下の段に入れ替えながら、みおさんの23時間を思いました。ヘルパーのいる1時間以外の23時間をみおさんはいったいどんな暮らしをしているのだろう。
「家庭奉仕員」と呼ばれていた私たちが、ようやく「ヘルパー」になったその頃。2000年介護保険制度が発足し、ケアマネジャーが必要なサービスを考え、暮らし全体をコーディネイトして自立生活へと導いていく現在の「介護」の姿になるまでのめまぐるしい変遷の中で、私はみおさんのような人を24時間を支えきる仕事をしたいと、切に思ったのでした。
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